【2016/10/30付】富山新聞掲載

　富山の食の魅力を発信する「越中とやま食の王国フェスタ２０１６～秋の陣～」は２９日、富山市の富山産業展示館で２日間の日程で始まった。今年で１０周年を迎え、県産の野菜や果物、特産品を販売する１０１団体がブースを設け、来場者は旬の味覚を堪能した。

　１０周年を記念し、富山市八尾町出身の女優柴田理恵さんが監修し、県内の和洋中３団体がメニューを考えた弁当「越中三昧膳」を２００個販売した。しいたけやしめじなどの「きのこ鍋」も１杯２００円で振る舞われた。

　軽トラックの荷台に野菜を載せて販売する「とれたて！マルシェ」では、高岡市の国吉リンゴや、小矢部市の宮島峡の赤カブなどが人気を集めた。高岡コロッケや氷見牛カレー、ますずしの食べ比べコーナーも盛況だった。

　２０１８年秋に発売される県産米新品種名の公募が始まり、応募箱が設置された。

　開会式では、石井隆一知事があいさつ、山田俊男参院議員、大野久芳県議会議長、印藤久喜北陸農政局長らが加わり、テープカットした。

　３０日は午前１０時～午後４時に開かれ、県内の農家カフェ・レストランメニューの数量限定販売などが企画されている。

　会場では、今年度の県部門功労表彰（農林漁業分野）と県農林漁業振興会長表彰が行われ、１８個人２団体に石井知事から表彰状が贈られた。

　◇県部門功労表彰（農林漁業分野）▽個人　小竹秀樹（元なのはな農協代表理事専務）藤岡伸一（元富山市農協常務理事）川合誠一（県食品産業協会副会長）北野健一（県青果物商業協同組合連合会副会長）梅田清一（県食肉事業協同組合連合会副会長）石川憲明（元県獣医師会副会長）米井賢治（県木材組合連合会理事）▽団体　農事組合法人細野鉢伏農産（南砺市、山本清代表理事）

　◇県農林漁業振興会長表彰▽個人　澤田謙三（いなば農協常務理事）北村英男（なんと農協常務理事）北島茂（福光農協常務理事）尾﨑昭男（富山市農業委員会長）小西良進（県農業共済組合参事）石黒善隆（県木材協同組合連合会副理事長）林美樹（県西部森林組合氷見支所長）若林和秀（婦負森林組合参事）宇波嘉明（底刺し網漁業氷見漁協理事）木原かず子（入善漁協女性部長）西島和男（婦負漁協代表理事組合長）▽団体　立山町農家民泊体験推進協議会（舟崎邦雄会長）